第10回 高大連携研究協議会を開催
12月22日、本学にて第10回 高大連携研究協議会を開催しました。
本会には福岡県内外の高等学校や中学校の校長をはじめ管理職の方々、福岡県知事部局、福岡県教育委員会、地域の諸教育委員会の関係者、生徒など合わせて約210人に参加いただき、今年度の高大連携事業についてプレゼンテーションを行いました。

冒頭、本協議会の主催者である都築明寿香学長が登壇し、「皆様方に支えられ、今年で開催10回目を迎えることができました。本学が高大連携に力を注ぐ理由は明確です。小中高等学校、特別支援学校の現場で何が起きているのか、何が求められているのか、その教育現場のリアルな声に真摯に耳を傾け、大学教育、教職課程、さらにはキャリア教育全体へと反映させることこそが、教育改革の出発点であると考えているからです。本日は本学と連携事業を行われた各高等学校及び地域の教育機関からの実践発表を楽しみにしております。毎年、貴重な資料や情報をご提供いただき、本協議会の規模、質ともに年々高まっていることは、ひとえに皆様のご尽力の賜物であり、心より感謝申し上げます」と挨拶しました。

本学では2015年より、大学と高校が相互協力のもとに互いの教育改革に取り組むことで今後の進路や専門的な知識を学ぶ機会を持つことを目的として「高大連携」を積極的に進めており、現在、県内外の高校68校および2つの市教育委員会と提携しています。
高大連携事業により、生徒たちが本学の留学生との交流授業や大学で行われている専門的な授業を体験できるほか、大学教員から受験に必要な小論文やエントリーシートの作成方法の指導を受けたりすることができるようになっています。
研究協議会では高大連携校のうち8校の先生方ならびに、筑紫野市教育委員会の代表者が1年間の連携事業について発表しました。


協議会では、小中学生英語スピーチコンテストでボランティアを行った高校生に、参加したきっかけや感想についてのインタビューが行われました。また同日、英語研修に参加していた福岡県立福岡中央高等学校の生徒たちが見学に訪れ、壇上で挨拶をするなど、高校生の積極的な参加が見られました。


本学では、今後も高大連携を積極的に進め、大学教育の魅力を伝えるとともに、各高校等の要望にも応えられるよう事業の進展に努めてまいりたいと考えております。