日本経済大学、エルサルバドルホセ・シメオン・カーニャス中米大学(UCA)と学術協定を締結並びに国家小零細企業庁(CONAMYPE)と人材育成の強化に貢献する奨学生プログラムに合意

2018.12.13

中米の玄関口 エルサルバドルと日本の架け橋へ

 

~エルサルバドル大学との教育交流の活性化 及び
政府の掲げる経済活性化政策「一村一品運動」のリーダー人材育成の場を提供~
 
日本経済大学(所在地:福岡県太宰府市、学長:都築 明寿香)は、2018年12月8日(土)~9日(日)に、学長自ら、中米の玄関口ともいわれるエルサルバドルを訪問し、現地エルサルバドルと日本の架け橋となるために、ホセ・シメオン・カーニャス中米大学(UCA)との学術協定の締結いたしました。同時に、経済活性化政策である「一村一品運動」を牽引するエルサルバドル政府国家小零細企業庁(CONAMYPE)長官と共に、現場の視察を行いながら、同国人材育成に貢献すべく、エルサルバドル「一村一品運動」の若手リーダーを対象とした奨学生プログラムに合意いたしました。
 
ホセ・シメオン・カーニャス中米大学(UCA)との学術協定につきましては、12月8日(土)サンサルバドル市内のUCAキャンパスにおいて、アンドレウ・オリバ学長(Rector P. Andreu Oliva, S.J)と本学 学長 都築明寿香により、調印式を行いました。
 
 
握手を交わすUCAオリバ学長、本学学長 都築明寿香
 
協定書調印式集合写真(UCA幹部、JICAエルサルバドル事務所 藤城所長、本学学長 都築明寿香 他)
今回の協定は、両大学における短期研修プログラムの実施・交換留学生の受け入れ・教員の相互派遣などの人材交流などを目的としており、今後、中米の玄関口エルサルバドルと日本の架け橋となりうる人材を、学生、教員レベルで育成していくことを意図しております。

ホセ・シメオン・カーニャス中米大学は、1965年創設されたカトリック系の私立大学で、5万ヘクタールもの広大で緑豊かな敷地の中で、7000人もの学生が学ぶエルサルバドルでもトップクラスの大学です。4学部24学科のカリキュラムを持ち、16分野の修士課程、4分野の博士課程も併設しております。「社会を変える」をモットーに、エルサルバドルの抱える社会問題に向き合い、持続可能な発展を目指す若者の育成に力を入れております。語学や文化の面で、日本への関心も非常に高く、150人もの学生が日本語を履修していることも特徴です。

 
 
UCAのシンボル
キャンパス内に設置、地域に開放している教会
 
 
 
本学にとって、中米の大学との学術協定としては最初のものとなります。これを機に、より広義的なグローバル化を図り、双方の交流によって、本学学生は世界のより多様な文化を学ぶことが可能になります。
さらに、今回のエルサルバドル訪問のもう一つの目的として、現在同国が経済活性化政策の一環として取り組んでいる、地場産業の育成、起業家としての自己雇用の創出を支援するための人材育成プログラム(エルサルバドル都築奨学生プログラム)について、同国国家小零細企業庁(CONAMYPE)と骨子の確認を行いました。

未だに国内の貧困層が38%と高く、世界でも低中所得国に分類される同国ですが(*注1)、政府の掲げる戦略の下、国家小零細企業庁(CONAMYPE)主導による地域開発、中小零細企業の強化を目的とした一村一品運動(OVOP)の推進が図られております。同様の取り組みで先行し、地域活性に成功している日本からも、独立行政法人国際協力機構(JICA)が、ボランティア派遣や専門家(一村一品運動アドバイザー)派遣による技術協力を行うことにより、国内262市のうち96市が「一村一品運動」を実践しております。

 
 
一村一品運動(OVOP)視察で、中小企業経営者の取り組みについて説明を受ける

 

これらの活動のさらなる加速、成功に向けては、各地域での連携や専門的知識、経営やビジネス、リーダーシップの教育を受けた若い人材の育成が必須という課題認識と要望は、エルサルバドル 国家小零細企業庁において非常に強く、本学は、それらを受け、2019年より5年間、エルサルバドルからの奨学生を毎年2名博士前期課程(2年間)において、日本で受け入れ、経営やビジネスの専門知識を学ぶ機会を提供することによって、同国の一村一品運動の支援をさせて頂くことといたしました。

 

視察先の一つ、サンロレンソ市役所にて、現状や課題の説明を受ける 右から、国家小零細企業庁長官 イリアナ・ロヘル女史、一村一品運動を進める企業オーナー、 その地元のサンロレンソ市長、本学学長 都築明寿香

 

その最初の一歩として、同日、一村一品活動に取り組む地域視察の折に、JICAエルサルバドル事務所藤城所長以下職員の皆様の立会いの下、都築奨学生プログラムの骨子、今後の連携の取り組みの確認のためのLOI(Letter of Intent)の署名式を、エルサルバドル国家小零細企業庁と本学の間で行いました。

 

署名に臨む国家小零細企業庁長官 イリアナ・ロヘル女史、本学学長 都築明寿香、 及びJICAエルサルバドル事務所 藤城所長

これにより、選抜されたエルサルバドルの一村一品運動を担うリーダー候補の若者たちが、来日の上、日本経済大学大学院の博士前期課程で経営・ビジネスを学びながら、日本で実際に一村一品に成功している地域や企業でインターンシップの経験を行うことが可能となります。同時に、奨学生として来日頂く学生達により、本学内で、スペイン語講座やエルサルバドル国際文化交流会などを開講する案も検討されており、本学にとっても、キャンパスの多様性、カリキュラムのさらなる充実に貢献頂けることを期待しております。

本学は、今後も世界の多様な国や地域とのグローバルベースでの産官学の提携を積極的に進め、より開かれた教育の場を創り上げて参ります。
*注1:情報ソース IMF 2017年、World Bank 2016年

 

今年開学50周年を迎える日本経済大学は「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神として、専門性、独自性、個性を追求し、グローバルに活躍できる人材を多数輩出してまいりました。現在では、海外約25ヶ国・地域の50大学と提携を結び、海外への短期・長期留学への機会を拡大しています。2018年4月には、8割の授業を英語で行い、留学が卒業必須となる「グローバルビジネス学科」も開設。また、海外からの留学生の受け入れも積極的に行い、日本人学生のみならず、海外留学生も一緒となって地域貢献活動も進めております。さらに、芸能やファッション、AI・マンガコースなど、多彩なカリキュラムを配し、学生の個性や強みを伸ばす多様性のあるキャンパス作りに力を注いでいます。2019年4月からは「芸創プロデュース学科」を開設。今後の社会で重要となっていくであろう学生のセルフ・プロデュース能力の育成にも力を入れて参ります。