株式会社ニューオータニ九州による特別授業を実施
株式会社ニューオータニ九州による特別授業が6月9日、本学で開催されました。
本学は株式会社ニューオータニ九州(ホテルニューオータニ博多)と教育連携協定を締結し、ホテル実務の研修やインターンシップなど連携事業を行っています。

今回の特別授業は商学科「ホテル概論」(西村大子准教授)の授業の一環で、学生がホテル業界への学びを深め、職業観を醸成することを目的に開催されています。
株式会社ニューオータニ九州 宿泊部部長の澤村温子氏、2022年の本学卒業生で同社宿泊部フロントオフィス課の権宙亨(クォン ジュヒョン)氏が講師を務め、近年の観光産業を取り巻く環境、ホテルのサービス内容、宿泊部門の業務などについて詳しく解説していただきました。

澤村氏は、観光需要の拡大と課題(オーバーツーリズム)を踏まえ、ホテルを支える多様な職種や組織の役割を説明。客室単価や稼働率などの指標をもとに、効率的に収益を高めるための実践的な販売戦略について話してくださいました。さらに、女性活躍についても触れ、「ホテル業界はもともと女性が多く活躍している職場ですが、長くキャリアを築ける環境づくりが大切だと感じています。数字やDXを活用して効率よく利益を出すことで、スタッフの働きやすさや休みの確保につながり、結果としてより良いおもてなしが提供できると考えています。」と話されました。

権氏は、日本ならではのおもてなしに触れ、日本文化への理解を深めたいという思いからニューオータニを志望された経緯が紹介されました。講義では、所属する宿泊部の組織やフロント業務の役割に加え、普段は見ることのできないホテルの裏側の仕事についてもお話しいただきました。「お客様との出会いや仲間と仕事をする中で日々多くの学びがあります。お客様から『ありがとう』という言葉をいただけたり、人生の大切な瞬間に立ち会えることにやりがいを感じています。皆さんにもホテルの仕事を身近に感じてほしいです」と話しました。

講義後の質疑応答では、学生から「コンシェルジュになるにはどうすればよいか」「クレーム対応の際に意識していることは何か」といった実践的な質問が寄せられました。これに対し、お二人からはお客様対応の姿勢や、コンシュルジュ業務で求められることなどについて、丁寧にご回答いただきました。
今回の講義は、ホテル業界の理解を深めるとともに、学生一人ひとりが自身のキャリアや将来の進路について考える貴重な機会となりました。