お知らせ

環境・防災・文化・教育を“持続する力”へ

【開催レポート】東京渋谷キャンパス「日本経済大学STATIO」で、「ソーシャルIPフォーラム」開催

東京渋谷キャンパスにおいて、株式会社ワールドエッグス(本社:東京都港区、代表取締役 波房 克典 氏)が主催する環境・防災・文化・教育を「持続的な仕組み」へ”をテーマとする「ソーシャルIPフォーラム」 が開催され、約200名の参加者が集いました。

▶ 関連記事 株式会社ワールドエッグス公式サイト https://world-eggs.jp/news/2794/

本フォーラムには、元・環境省事務次官、一般財団法人「三千年の未来会議」代表理事であり、本学顧問も務める中井 徳太郎 氏をはじめ、各分野の第一線で活躍する11名のスピーカーが登壇。多角的な視点から、社会課題への取り組みを、持続可能な仕組みへと昇華させる視点について議論が交わされました。

ソーシャルIPとは、オリンピックのように、社会に共有され、世代を超えて価値と共感を生み続ける知的公共資産を指します。一過性の取り組みを持続可能な社会資産へと昇華させるための枠組みとして、「ソーシャルIP」の三層構造を提示しました。

<ソーシャルIPの三要件>

1.ライツ(意味の定義):活動が内包する独自の世界観や理念を明確化し、社会的な存在意義を定義すること。
2.コンテンツ(参画体験の設計):義務や責任感に依拠するのではなく、企業や個人が主体的に関わりたくなる体験を設計すること。
3.経済圏(自律的な循環構造):外部資本に依存し続けるのではなく、独自の経済合理性に基づき持続可能な仕組みを構築すること。

「社会は“正しさ”だけでは動かない」という現実を踏まえ、共感と熱量を生み出すグランドデザインをあらかじめ社会構造の中に組み込むことの重要性が強調されました。

中井 徳太郎 氏 コメント要旨 ― 日本という“世界の縮図”から未来を構想する ―

▼ 日本は「世界の縮図」― 森里川海の循環という視座

「日本列島は、南からも北からも人々が往来し、多様な文化と交わりながら、自然と真摯に向き合う営みの中で、今日の日本という民族的特質が形成されてきました。

地球規模で捉えれば、海は分断ではなく接続の媒体です。海によって陸はつながり、日本はその象徴的なモデルともいえます。争いによってではなく、海の豊かな恵みを分かち合いながら共に豊かさを築いていく。そのような価値観が世界に広がっていくことには、大きな可能性があると考えます」

▼ フォーラム総括 ― 社会を動かす力とは何か ―

「理論や正論のみでは、人の行動は持続的には変わりません。社会に広がっていくのは、感性に訴えかける力を持つものです。「ソーシャルIP」は、未来へと接続していくための重要な社会的ツールとなり得ます。実践し、楽しみながら、主体的に動き続けること。その積み重ねこそが社会を変えていくのです」

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