映像・エンタメ業界最大手「クリーク・アンド・リバー社」による特別業界研究・就職セミナーを開催
12月9日と11日に、日本最大級の映像・クリエイター専門エージェンシーである「株式会社クリーク・アンド・リバー社」をお招きし、特別就職セミナーを実施いたしました。
本学としては初の試みとなる同社との連携セミナーには、エンターテインメント業界を志す1年生から3年生までの学生が多数参加。テレビ業界の現状や今後のキャリアパスについて、最前線の視点から講義いただきました。

「オールドメディア」から「コンテンツ」へ。広がる映像の可能性
前半では、テレビを取り巻く環境の変化について解説が行われました。近年、テレビは「オールドメディア」と称されることもありますが、サブスクリプションサービスやインターネットメディアの台頭により、「映像コンテンツ」が活躍するフィールド自体は爆発的に拡大しています。
セミナーでは、AD(アシスタントディレクター)からディレクター、AP(アシスタントプロデューサー)への具体的なキャリアパスが紹介され、プラットフォームが変わっても「面白い作品を作る」というクリエイターの本質は変わらないことが強調されました。


クリエイターの「生涯価値」を高めるエージェンシー機能
後半は、同社の核となる事業「エージェンシー事業(派遣・紹介)」と「プロデュース事業(制作請負・ライツ管理)」について説明がありました。同社は「クリエイターの生涯価値の向上」を理念に掲げており、単なる仕事の紹介にとどまらず、クリエイターが長く活躍し続けるための権利処理やキャリア設計までをサポートしています。
また、「クライアントの課題をクリエイティブの力で解決する」という視点は、プロデューサーを目指す学生たちにとって、ビジネスとしてのエンターテインメントを捉え直す重要な示唆となりました。
担当教員のコメント
「テレビ業界の現場に身を置いてきた私の視点から見ても、クリーク・アンド・リバー社の育成システムや『クリエイターの生涯価値向上』という理念は、業界のスタンダードをより良く変えていくものです。学生にはこの貴重な機会を糧に、既存のメディアの枠を超え、新しい時代のエンタメビジネスを牽引していって欲しいと考えています。」
(芸創プロデュース学科 芸能マネジメントコース長 河野 督)


芸能マネジメントコース長 河野 督講師
参加した学生にとっては、具体的な職務内容への理解を深めるだけでなく、変化の激しいエンタメ業界で「自分の力をどう活かしていくか」を考える、極めて実践的な機会となりました。
本学では今後も、業界のリーディングカンパニーと連携し、即戦力となる人材の育成に注力してまいります。