健康スポーツ経営学科 池田和司講師の発表が「日本スポーツ心理学会第52回大会」で優秀発表賞を受賞
10月27日、「日本スポーツ心理学会 第52回大会」における最優秀発表賞・優秀発表賞の受賞者が発表され、本学健康スポーツ経営学科 池田和司講師による「被体罰経験はイップスの発現リスク要因になりうるのかー野球競技を対象にしたロジスティック回帰分析での検討-」が優秀発表賞を受賞しました。
本研究では、近年スポーツ界で問題視されている「体罰」が、これまでできていた動作ができなくなる「イップス(Yips)」の発現リスクの予測要因になりうるのかを検討。結果として、暴言やハラスメントといった心理的暴力を伴う被体罰経験は、イップス発現のリスク要因として認められ、イップスの発現は、生理学および心理学的な要因のみならず、指導環境やコーチングといった社会的要因も影響していることが明らかになりました。
今後は、媒介変数や調整変数などを設定し、さらなる検討を行う予定です。


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池田和司講師 コメント
日本スポーツ心理学会で名誉ある賞をいただくことができ、大変光栄に存じます。
これまで若輩者である私を支えていただいた多くの先生方に感謝申し上げます。
これからも、日本のスポーツおよびスポーツ心理学のさらなる発展に貢献していけるよう精進していきたいと思います。