本学で「太宰府安全保障シンポジウム」を開催
9月17日、本学 福岡キャンパス KOROKANで太宰府市が後援する「太宰府安全保障シンポジウム〜厳しさを増す東アジアの安全保障環境と日本の防衛体制〜」を開催しました。
市民や一般の方々を対象とした本シンポジウムは、一般財団法人 平和・安全保障研究所の主催で行われ、当日は同志社大学法学部教授で平和・安全保障研究所研究委員を務める村田 晃嗣 氏による基調講演のほか、パネルディスカッションが行われました。


開催に先立ち、本シンポジウムを後援した太宰府市の楠田大蔵市長が「太宰府は、古くより政治や文化の拠点であると同時に、他国からの玄関口、さらには外交防衛の要地として国の危機を乗り越えてきた歴史があります。現代の日本も厳しい状況にありますが、だからこそ議論を重ね、学びを深めていくことが自治体にとって重要です。本日のシンポジウムが皆様の学びにつながれば幸いです」と挨拶を述べました。

その後、本学 都築明寿香学長が会場校を代表して「太宰府は、古来より九州の政治・経済・外交・防衛の中心地として発展し、東アジア交流の拠点であると同時に、水城や大野城などの防衛施設、さらには軍団や防人の設置など、国の安全保障を担う要地としての役割を果たしてきました。そうした歴史的背景を踏まえると、この地は国際関係や安全保障を考える上で意義深い場であるといえます。本日の議論が、次世代に平和と安心を引き継ぐための一助となれば幸いです」と挨拶しました。

地域に根差した大学として、市民の学びを深める場を提供する機会となりました。