ウズベキスタン出身の留学生エサノフ・デルショドさんが太宰府市 楠田市長を表敬訪問
日本経済大学(福岡県太宰府市、学長:都築明寿香)に在籍するウズベキスタン出身の留学生、エサノフ・デルショドさん(経営学科1年)が、福岡県太宰府市役所を訪れ、楠田 大蔵 市長を表敬訪問しました。エサノフさんは、日本に留学した経緯や将来の夢、日本とウズベキスタンの文化的な違い等を語り、市長も熱心に耳を傾けられていました。


父の想いを受けて、日本へ
「私の父は歴史に詳しく、日本の侍の話や文化についてよく話してくれたので、自然と日本に興味を持つようになりました。父は『日本に行って、日本とウズベキスタンの架け橋になってほしい』と私に言いました」
その想いを胸に、兄とともに日本へ渡ったエサノフさん。現在は日本経済大学で経営学を専攻し、将来は自分で会社を起こしたいと語ります。
「ウズベキスタンでは日本車が多く走っていることから、卒業後は日本車の貿易会社を立ち上げたいと考えています。その実現に向けて今、経営や貿易の知識を学んでいます」
太宰府とウズベキスタン、シルクロードの記憶を感じて
楠田市長は、6月にウズベキスタンを訪れたばかり。現地での印象も重ね合わせながら、エサノフさんの話にじっくりと耳を傾けてくださいました。
「ウズベキスタンには、私のような日本人に似た顔立ちの方が多くいらっしゃると現地で伺っておりましたが、本日エサノフさんとお会いし、それが本当であったと実感いたしました。

数千年にわたり続いたシルクロードを通じた交流が、この地に確かに存在していたことを改めて感じさせられました。特に大陸の玄関口として栄えた太宰府とのつながりが、こうして現代にも息づいていることに、深い感慨を覚えます」
「縁あって太宰府で学ぶことになった彼と連携しながら、両国の交流を図っていきたいと思います」

地域とともに歩む留学生支援
懇談には、日本経済大学 国際交流センター長の杉岡 勝 氏と地域連携センター長 竹川克幸教授も同席。
「『日本経済大学に来てよかった』、『卒業してよかった』と思ってもらえるような学生生活を過ごしてほしいです。文化の違いに戸惑うこともあるかもしれませんが、それを乗り越えた経験こそが、将来の財産になると信じています」
「留学生として学び、地域に触れ、人との交流を積み重ねながら、自らの夢を育む。彼らの日々とそばでサポートしていきたいと思います」(杉岡 勝 国際交流センター長コメント)




