IIC起業塾で学生のビジネスプラン作成をサポート
5月より本学IIC(インターナショナルインキュベーションセンター)による教養基礎講座「IIC起業塾」がスタートし、27日に第2回が行われました。
起業に関心を持つ学生を対象に隔週水曜の2限・3限にそれぞれ行われ、10月に行われる「学内ビジネスプランコンテスト」を一つの目標としてビジネスアイデアの創出やビジネスプラン作成について学んでいきます。


2限目には経営学科の原秀治准教授が「ビジネスアイデアとテーマ」について、ワークショップ形式で講義しました。
自分のビジネスのテーマや方向性を決めるうえで、個人的な目標である「パーソナルドリーム」と社会課題の解決を目指す「インパーソナルドリーム」について解説し、「起業をするうえで、『お金持ちになりたい』や『有名になりたい』というパーソナルドリームは当然あると思います。ですが、お客様になってくれる人は、何かを解決してくれたり、ワクワクさせてくれたりするものに対してお金を払うので、インパーソナルドリームなくしてはビジネスは成り立ちませんし、それがあるビジネスは安定して成長することができます」と説明しました。

前回の講義で「ビジネスアイデアを考えるうえで何を解決するか」について、学生たちは社会課題をいくつか挙げました。
それを受け、今回までの宿題として、「その問題でどれくらいの人が困っているか」というソーシャルインパクトを調査し、「その解決に自分はどれくらいワクワクするか」を合わせてまとめ、今回はその内容について、一人ひとりプレゼンを行いました。
学生たちは「動物の殺処分」や「空き家問題」「スマホ依存」など、自身の体験や身近な問題から感じた課題について話をし、原准教授は「一番ワクワクするものは?」「調べてみて思ったより問題が大きくなかったという気づきも重要です」とフィードバックを返しながら進行していました。



その後、自身が一番解決したい課題とその理由についてワークシートにまとめ、授業の最後に発表し、学生同士で意見交換を行いました。
お互いにアイデアや考え方を共有することで、さまざまな気づきが見つかった様子でした。


3限目にはグローバルビジネス学科のデセロ・ジャレッド准教授が「アイデア創出」をテーマに講義を行いました。
普段の生活で「おかしい」「もったいない」と感じることが「ビジネスアイデアのヒント」であり、その解決策がビジネスアイデアになっていくことについて、デセロ准教授は「現在、世界にはSDGsの達成に向けたさまざまな課題や問題があり、そこに多様なビジネスチャンスが生まれます。ビジネスの目的は、経済的価値、つまり利益を生み出すことですが、同時に社会にも貢献できます。社会的な価値×経済的価値、の両方が合わさるビジネスが良いビジネスだと考えています」と解説しました。

前回の講義でそれぞれが考えた複数の課題に対して、解決したい課題を1つに絞り、今回までの宿題としてそれぞれ「なぜその課題が重要なのか」について各人でまとめてきました。
今回の講義では、「発展途上国では多くの人が賃金の格差や労働問題に苦しんでいるので、フェアトレードをもっと広めていくことが重要」「自分のふるさとが観光地化されて大きく環境が変わった経験があるため、オーバーツーリズムの問題を解決したい」など、それぞれ自分が解決したい課題と、それを解決する意義について発表しました。


その後、「How might we‥(どうすれば〜できるか)」のフレームワークで、自身が関心を持つ課題について「どうすれば解決ができるか」という形で具体的に書き出し、お互いに思いついた解決策を付箋紙に書いて貼り付ける形でブレインストーミングを行いました。
デセロ准教授も積極的に学生の課題に対してアイデアを提案し、参加者どうしで互いの課題にアイデアを出し合うことで新しい発想への気づきがもたらされました。


IIC起業塾は全5回の講義ののち、夏季休暇中には「学内ビジネスプランコンテスト」に向けたビジネスプランのブラッシュアップを行っていきます。