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本学 長濱和代教授が著書「ヒマラヤの森はなぜ守られたのか インド・ウッタラーカンド州における森林パンチャーヤトの資源管理」を出版

11月20日、本学 経営学科の長濱和代教授が著書「ヒマラヤの森はなぜ守られたのか インド・ウッタラーカンド州における森林パンチャーヤトの資源管理」を出版しました。

 

長濱教授は森林政策学や環境探究学が専門で、林野庁林政審議会の委員や環境探究学研究会の理事も歴任しています。

 

今回、長濱教授は、インドにあるウッタラーカンド州の森林の割合が日本と同じ7割を維持しているという事実に着目。熱帯林のエリアでなおかつ開発の進むインドでなぜここまで森林が維持されているかを調査しました。
その中でも地域の住民たち自身で自分が暮らす地域の森林を管理する「森林パンチャーヤト」という制度について、年に1〜2回の頻度で現地を訪れては参与観察や聞き取り調査などを行いました。

 

本書では、調査を開始した2011年から2022年までのおよそ10年間の調査結果や内容をもとに、住民参加型の森林管理制度である森林パンチャーヤトへの住民参加や課題などについて論じています。

 

Interview

 

著者の長濱教授にお話を伺いました!

 

Q.本書で特に焦点を当てたポイントはどこですか?

A. 自分達が住む地域の森林を守っていく森林パンチャーヤトへの住民の参加、とりわけ女性の意思決定の場への参加について焦点を当てました。村落の中にある森林管理委員会が主催する会議に女性があまり参加しない村もあれば、参加して活発に意見を言っている村落もあります。女性が意思決定の場に積極的に参加できているところは森林の管理もうまく行っていると思います。

また、参加と言っても色々な形があると思っていて、意思決定の場で意見を言うことももちろんですが、例えば植林活動を一緒に行うことも参加の一つだと思います。書籍の中ではこうした参加の段階を3つ提案しています。

 

Q.森林の管理については日本にも通じるところがありますね。

A. そうですね。日本の里山にも同じような課題があると思います。
昔は里山から薪を取って生活していましたが、高度経済成長期以降は放置されて竹林化が進む場所も見られるようになりました。
今ではボランティアが入ってなんとか維持している状況です。

インドでは生活するために必要な森、いわば「生きた里山」と言える森が住民の手によって守られています。
地域の森をどうやって守っていくかというヒントも今回のテーマから見えてくると思います。

 

Q.どんな人にこの本を読んでほしいですか?

A. 森林管理の話は、環境問題だけではなくジェンダーや政策についての内容も含んだテーマだと思います。
なので、ジェンダー・SDGs・政策学・森林環境学を学んでいる人や、関心を持っている人に読んでほしいです。
また、今まで環境問題に関心がなかった人も「ちょっとヒマラヤの森を覗いてみよう」くらいの気持ちで気軽に本を開いてもらえたらと思います。

 

また、長濱教授は自身の研究をまとめたWEBサイト「長濱研究室」を開設。
「いままで森林管理や環境問題といったテーマに関心のなかった人でも気軽にクリックしてWEB研究室を訪れてほしい。」と話していました。

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