渋谷NEWS

中国留学2014 レポート

2014-09-26

今年9月1日から9月10日まで、本学の学術交流締結校である中国の大連大学での『夏季語学文化研修』
が実施されました。今年が第一回目となる留学プログラムで、非中国語圏出身者は中国語や中国の文化を学び、中国語圏出身者は中日通訳や中国経済・企業の研究をすることが出来る参加者の国籍を問わないプログラムです。

 

今年は2名の中国語圏出身の学生が参加し、大連大学において中日通訳特訓授業・文化交流・進路相談など大連大学に在学中の学生と交流を深めた他、JETRO大連主催の国際フォーラム『中日大連老齢産業交流会』への参加、『国際老齢産業博覧会』の見学・アンケート調査・元気村グループの展示ブースでのボランティア通訳、大連理工大学及び大連外国語大学訪問、中国の福祉とIT産業を中心に企業訪問を実施し、学内と学外で充実した10日間を過ごしました。

 

≫参加者の声はこちら

 

大連大学正門前にて 大連大学キャンパス内 大連大学の講義棟 大連大学・日本語文化学院の院長先生方と 講義風景 大連大学宿泊施設(創想賓館) 4年生への進路相談・指導 学生との交流 大学食堂でのランチ 市場にて

JETRO大連主催の国際フォーラム

『中日大連老齢産業交流会』参加 大連国際老齢産業博覧会にて ボランティア通訳として活躍① ボランティア通訳として活躍② 大連ソフトウエアパーク訪問・視察 NTT通信システム訪問・視察 祥頤園老人ホームを視察 大連西郊高齢者向けリゾート住宅視察 アジア最大の広場である星海広場① 星海広場②   大連理工大学にて  

 

参加者の声 【李 思陽くん 大学院生2年】

 

 

今回の大連大学の夏季研修に参加させて頂き、誠に有難うございました。非常に有意義な10日間でした。大連大学のキャンパスはとてもきれいで、立派な文系総合講義棟で日本語学科の修士1年生と一緒に講義を受けました。講義は全て日本語、教授はとても熱心で、それぞれ文法や文章の読解、会話練習などを行い、四字熟語など教科書以外のことも多く教えてくださいました。学生たちの日本語能力のレベルの高さだけでなく、日本文化への関心の深さ、そして何よりよく話す積極性には驚かされました。とても緊張感のある90分間の授業でした。


私の修士論文のテーマは「日中福祉介護サービスに関する研究」です。高橋先生が大連で「中日介護福祉産業交流会」や「国際老齢産業博覧会」などの見学や社会実践を企画してくださり、大変感謝しています。さらに国際展示会のブースでボランティア活動しながら、アンケート調査を実施して、中国における介護福祉の現状を深く理解することができました。その後の大連郊外にある介護付きの高齢住宅リゾート、鞍山(アンサン)にある老人ホームの見学では、中国では日本とほぼ同じような老人ホームが運営されていることに驚きました。


中国では、急速な高齢化が進んでおり、2013年末には60歳以上の高齢者人口が、日本の総人口を超える約2億人に達したそうです。高齢者施設、各種介護サービスの分野では、今後の市場成長の可能性を見据えて、中国国内のみならず、日系企業の参入も期待されているそうです。今回の夏季研修は私の研究の大きな助けとなり、参加して本当に良かったと思います。


中国出身の留学生または中国にいる大学生でも、中国において、このような実践体験の機会が与えられることは少ないと思います。在学生の諸君にはぜひお勧めの短期研修プログラムです。

 

参加者の声 【徐 小慶さん 学部生2年】

 

 

今回の大連大学夏季短期研修プログラムを通して、様々な貴重な体験ができました。10日間という短い期間ではありましたが、全ての日がとても充実していたと感じています。


大連大学の学生と一緒に「日本語教授法」という講義を受けました。学生は真面目で、各自が事前に調べ、暗記して、授業中は積極的に自分の言葉で意見を述べていることを見て、自分が恥ずかしくなりました。廊下や自習室で勉強する熱心な学生の姿が印象的でした。日本にいる環境の中で、もっと勉強しなければと思いました。


大連大学日本語学科の2人の4年生と深く交流ができました。一緒に買物、ボランティア通訳の実践活動をしました。日本のことに興味を持っていて、いろいろなことを聞かれました。連絡先も交換し、何度か食事に行ったり、カラオケをしたり、とても楽しかったです。日本言語文化学院の学生たちとの交流は、共感と新たな刺激を得ることができました。


大連には約4000社の日本企業があります。私たちは、高橋先生と行った大連理工大学グローバル戦略研究センター、大連のソフトウエアパーク、そして日系企業の訪問視察、日系企業の現地社長のインタビューを通じて、中国にある日本企業のビジネスの現状と経営について、研究調査を行いました。


さらに、「大連国際老齢産業博覧会」の見学と実践活動を通じて、日本の老人福祉施設の設計、運営、研修、サービス内容などが注目されていることがわかりました。経済高度成長と共に、一人っ子政策の影響もあり、高齢者の問題は中国社会において、最も重要な問題となってきています。しかし、高齢者向けの社会福祉はまだ中国には完備されてなく、それなりの経験もありません。今回の短期研修を貴重な体験として、卒業までより一層しっかり勉強して将来の仕事に役に立てたいと思います。
最後に、このような機会をいただいた両大学の先生、現地で案内など協力していただいた方々に深く感謝いたします。ありがとうございました。