福岡NEWS

「第1回老舗企業復興支援シンポジウム」Ustream中継を実施!

2011-05-26

5月25日に、本学・東京渋谷キャンパスにて行われた

「第1回老舗企業復興支援シンポジウム」を、福岡キャンパスの教室でもUstream中継しました

 

シンポジウムでは、同日にキャンパスで開催された「東北老舗企業産品即売会」(詳細はコチラ)に

自ら参加し、声を嗄らして呼び込みをされていた当学学長・都築明寿香先生の主催挨拶に始まり、

当シンポジウムの実行委員長でもあり、ファミリービジネス学の世界的権威である本学教授・後藤俊夫先生の挨拶では

世界的にも突出した「長寿企業大国」日本において数百年以上続く日本的経営の神髄、すなわち

「従業員を大切にする」

「お客様を大切にする」

「地域との共生・貢献」

など、老舗企業が何百年もの間、志をもって培ってきた精神について語ってくださいました。

 

次いで現地で撮影された自主制作ビデオ 『幾多の困難を乗り越えて』 では、老舗企業社長・社員らが受けた

深刻な震災被害や、それでも負けない彼らの復興への強い決意を目の当たりにして感銘を受けました

 

また、東北からは、約600年続く老舗旅館「湯主一條」の20代目女将、一條千賀子さんと

東北学院大学経済学部教授で、現地で老舗企業の調査や文化財保持支援活動をすすめる斉藤義之先生に

お越しいただき、普段のTVや新聞などのメディアではなかなか報道されない、現地のリアルな報告を聴く貴重な機会となりました

 

女将・一條さんのお話では、地震が来た瞬間の旅館での様子や、お客様へどう対応したか、

また宿泊客の妊婦さん同士が助け合って過ごしたことや、困難な状況下で気力までも失っていく従業員たちを

励ますため、残っていた在庫の高級食材やシャンパンなどを全部出して楽しい馬鹿話だけをする宴会を開き、

社員同士の絆を深めた話など、次から次へと出てくるエピソードや女将の楽しい語り口にひきこまれました

 

最後の(株)東京商工リサーチ情報本部の友田信男氏の「被災地の老舗企業と震災倒産の状況」レポートでは

これまで自然災害や戦争、後継者問題という様々なリスクをクリアして何百年と続いてきた老舗企業が直面した

第4のリスク、「レピュテーション・リスク(風評被害)」について解説され、これを乗り越えるためには

消費者一人一人が冷静さを持って噂にまどわされず、地元の食べ物やお酒を飲んだりする「普通の消費行動」こそが

東北の復興支援につながる継続可能な行動である、との示唆を いただだきました。

 

 

 

何百年もの間つづく老舗企業が培ってきた日本的企業の神髄が 、図らずも今回の震災をきっかけに

この混迷を極めた日本経済での道筋を照らしてくれていることに、改めて勇気をもらいました

 

シンポジウムの様子は →コチラ !Ustream録画

渋谷キャンパスでの即売会のレポートは →コチラ !