福岡NEWS

平成23年度 福岡キャンパスの入学式が挙行されました。

2011-04-08

 大震災の犠牲になられた方々への黙祷で始まった式はこれまで以上に厳粛な雰囲気のものでした。
第44回目の入学式となったこの日はあいにくの雨。それでも新しい門出に胸を膨らます
爽やかな新入生の皆さん、保護者の皆様、そしてご来賓の皆様を温かくお迎えすることができました。

 都築明寿香学長は告辞に先立ち、「この度の大地震で被災された皆様へ心より哀悼の意を捧げるとともに、犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。」と述べてから、本学の歴史と建学の精神について触れました。本学は43年前、緑多き文教の地:太宰府に開かれた学園の中に誕生。建学の精神(教育理念)は『個性の伸展』~人が生まれながらに持っている個性を伸ばし、職業的専門性を特化させ、それを天職として広く世界の発展に寄与する~という一貫した教育指導。本学の最大の魅力は、快適な学生寮、オックスフォード大学・ケンブリッジ大学への英語留学制度ROSE、輝かしい部活動の功績の数々、多彩な4学科21コース、充実した就職支援体制、留学生との交流を通した国際的視野の養成など、その多様なアプローチ。ウォルト・ディズニーの言葉に「人間には2通りある。1つは仕事にありつけないとへこたれてしまう人間。もう1つはたとえ仕事がなくとも、必ず自分には何かやれることがあると信じている人間」とある。 みなさんが後者のタイプであることを確信し、4年後にはやりたい仕事=天職がはっきり見えていることを期待し、全学挙げてみなさんを応援します、と激励しました。

 

 都築仁子学園総長は最初に「大地震で犠牲となられた方々に心よりの哀悼の意を表しますとともに、多くの困難に耐えながら復興に向かわれる被災地域の方々に心よりお見舞いと激励を申し上げます。残された私たちにできますことを、日本復興を期して全学を挙げて支援して参ります。」と述べました。続いて昭和31年以来建学の精神である『個性の伸展による人生練磨』について説きました。「個性を伸ばし、自信をつけて、世界に送り出したい」とは学園創立者の都築頼助先生、都築貞枝先生の個性教育(反画一的教育)への熱い想い。人には生まれながらその人にしかない天賦の個性(Only One)なるものが与えられている。その個性を潰すことなく教育を通じて専門性にまで伸展させることで、社会に出る頃に天職への自覚となる。江戸時代の儒学者:佐藤一斎は『人は誰しも次のことを反省し、考察してみる必要がある。天はなぜ自分をこの世に生みだし、何をさせようとしているのか。この身は天から授かったものだから、必ずや天職というものがあるはずだ。だからこそこの天職を果たさなければ天罰を受けることになる』と言った。志の向かうところに天職あり。自分が生まれてきた第一義的意義を確立させてほしい。
 世界17カ国から学生が集う本キャンパスはコミュニケーション力を磨く絶好の場でもある。そこでは日本の伝統的価値観であり先人の知恵である「礼節」が鍵。被災地での礼節ある行動は世界の賞賛を浴びたばかり。これは人間関係を密になりすぎず疎にもなりすぎない優れた日本式マナー。「親しき仲にも礼儀あり」「相手を敬う礼の精神」は社会の秩序や人間関係の潤滑油ということを忘れないでほしい。
 最後に、「幾多の国難から奇跡的な復興を遂げ世界の大国となった先人たちの魂と教えを受け継ぎ、この大きな試練をみなさんと一緒に乗り越えたいと思います。」と熱く語りかけました。

 

 式には世界中の著名人の方々から驚くほど多くの応援メッセージが寄せられました。政界、ビジネス界、ファッション界、芸能界、スポーツ界に加え、本学と学術提携交流関係にあるハーバード大学、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学からの哀悼と激励のメッセージも披露されました。

 入学生代表の宣誓は鮫島和人くん。在学生代表歓迎の言葉は川端大道くん。「未曾有の大災害で入学式ができない大学もあることを思うと胸が痛みます。被災されて学べない学生さんの分までしっかり勉学に励みたい。本学の恵まれた環境で学術研究・スポーツ・文化活動に勤しみ、悔いのない青春を送り、また次の時代を担う大人として最低限の社会的ルールを守って生活しましょう。今日この日の感激を忘れず勉学に励んで下さい。健闘を期待します!」と頼りになる先輩ぶりでした。

みなさん、ご入学おめでとうございます。在校生・卒業生・教職員一同、心より歓迎いたします。

本学での4年間が素晴らしいものとなりますように。