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超難関企業内定への極意とは?あの申さんが就活体験プレゼン!就活必勝マニュアルです。

2011-02-01

   有名企業数社から内定を勝ち取った申さんが就活体験を語る。

  (1月 教員研修会場にて)

 

    去る1月21日、商学科4年の申 眞河(Shin Jin Ha)さんが、本学の教員を対象に
「就職活動体験プレゼンテーション」をしてくれました。実はこのプレゼン、少し前に学生の皆さんには聞いてもらったもので、その反響があまりに大きく、是非私たち教員にも!という願いから実現したものです。誰もが憧れる有名企業数社から内定をもらうまでの苦労と喜びについて熱く語ってくれました。 

1.就職活動はいつから?取り組んだ内容とは?
「3年生の時、就職活動を始める前に、山中先生から『軸を決めなさい』と言われました。『どこで、どこに就職するか?何のために就職するのか?』 いろいろと考えた結果、「(お世話になった人々に)恩返ししたい」、「まわりの人々の暮らしを豊かにしてあげたい」、「好きなアパレル業界か食品業界で働きたい」という想いがはっきりとしてきました。」と申さん。晴れて日本での就職を決意してスタートした就職活動・・・。

 ►本格的に始めたのは3年生の10月!リクルートサイトがオープンするとみんなも始める。
 ►4月~9月は準備期間(キャリアデザインの中で自己分析や企業分析)
 ►12月 エントリーシート作成スタート
 ►1,2月 会社別セミナーに集中、ウェブテスト対策
 ►3月 本格的な面接スタート

びっしりと予定が書き込まれた2月のスケジュール帳は、1週間に平均3回の面接(1日2回の面接、セミナー2つにシートを5社へ、など)があり、大学の試験も重なった時期で、大忙しの様子が見てわかりました。

2.何社にエントリーして、どのような経過をたどったの?
 「160社にエントリーしたので、大学にいても休み時間は毎日メールのチェックに追われました。そのうち説明会やセミナーに行ったりして、実際にシートを出したのは65社。実際に面接に進んだのは33-4社で、最終的に内定を受けたのは4社でした。」

外国人就職フェアにて 内定者研修の様子

3.大学時代について。何を意識して過ごしたのか!
何でも経験してみる!  「「「とくに留学生の皆さんにとっては限られた留学期間。今 しかできないことがたくさんあります。 大学では、韓国人の友人たちと大学や地域情報を韓国の本学ホームページに掲載したり、オープンキャンパスのお手伝いをしたりしました。また、学外ではアルバイトと国際ボランティアをいろいろ経験しました。後輩のみんなには「販売」のバイトをお薦めしています!お客様のニーズに応じた素早く的確な接客が求められるし、1対1のためコミューニケーション力アップにつながり、さらに面接でも役立つ言葉づかい、マナーやエチケットも磨けるのでお薦めです。」 

 どんたくに出てみたり・・・   国際キャンプに参加したり 

「学外でのボランティア活動もいろいろやりました。国際キャンプでは私は面白い立場にいました。なぜなら、韓国籍ですが日本留学中なので日本文化も知っている。さらに中国人の友人もいて中国に行った経験もあったということで、みな私の話を興味深く聞いてくれましたし、アジアと欧米の懸け橋として役に立てたと思います。韓国で『冬のソナタ』のロケ地になった観光島で通訳のインターンシップも経験しました。」

小学校でのボランティア 福岡国際映画祭で通訳も

   「読書!」 知識も豊かに、そしてテストでも強くなる! 「来日当初はとても読書 どころではなかったんですが、先輩から『時間があれば何かを読みなさい』と言われ、最初はマンガ、雑誌、中学校の教科書などを読みました。今思えば、この読書は知識も豊かになりましたが、読むスピードが上がったことがとても大きな収穫でした。就職活動って、同じ1年間で誰がより多くの情報を得るかの戦いだと思うんです。筆記試験やウェブテストでも、限られた時間内にどれだけ多く読めるかが勝敗を分ける。とくに留学生のみなさんは今のうちから読書をしてみて下さい!」 

4.私が思う 就活の勝因はどこだったの? 
「3つ挙げられると思います。」
 「繰り返した自己分析」 「よく『自己分析をしなさい』と言われますが、始めは正直どこまでやればいいかよくわかりませんでした。ところが、ある面接で何度も「どうして?」と尋ねられて全然答えられなかったことがありました。落ち込んで帰ってきて先生に相談に行くと、『いつも自分に「なぜ?」と3回問いなさい』と言われたのです。それ以来、最初は小さかった自分の話や考えがどんどん深く大きくなっていきました。最初は1行だったものが1ページにまで膨らみ、あれこれと分析していると1冊のノートにまで大きくなっていました。私はこのノートを必ず面接に持って行っては繰り返し読んだおかげで、いつのまにか全部覚えてしまっていて、緊張してもスラスラと答えられるようになっていました。また、自分1人での分析は甘えてしまうことがあるので、友人とチームで分析をし合うのはお薦めです。アドバイスやアイディアももらえるので是非やってみて下さい。」
 「自分の特長を現したエントリーシート」 私はエントリーシートでは絶対に人には負けたくないと思っていました。まだ会う前から1枚の紙で落とされるなんてとても悔しかったので、シート作成には人の2倍、3倍の力を注ぎました。絶対入りたいと思った会社のシートは1カ月考えたこともありました。」  そんなシートをいくつか見せてもらいましたが、徹底的に企業分析をした上で、そのカラーやビジョンに合わせて自分の国際交流経験を前面にアピールしたり、自分を1つのオススメ商品に見立てて売り込んでみたり(40年使えるGlobal Lifestyle Partner、2億円の価値あり!)、キャリアビジョンを書く時に社名の頭文字をモジってユーモラスに自分のキャッチコピーを考えたり、と考えに考えたアイディアの数々が際立っていました。
 「面接は素直に」 面接は100%素直に受け、瞬間瞬間の気持ちを正直に答えるように心掛けました。緊張のあまり質問が聞き取れなかった時は「すみません、もう一度お願いします」、準備していなかったことを聞かれた時は、正直に「すみません、準備していなかったので、もし2次選考に行けるのだったらその時は完ぺきに答えます」というように。時折人から「少しはウソついてもいいよ」とか「浅い知識でもなんとかなる」といったことを聞きますが、私はウソを言ってもすぐにバレてしまうに違いない、と思っていました。短い面接ならまだしも、ある時は2人の面接官相手に1時間半も話さなくてはならなかったことがあったので(笑)、ごまかしはききませんでした。」

5. 就活中大変だったことは? また留学生として大変だったこと。
 私は留学生でしたので、一番大変だったのはやはり「言葉」の問題でした。話すことはなんとかできても、エントリーシートなどを書く作業はあまり練習ができてなかったため本当に苦労しました。それを乗り越えるために、とにかく人の書いた文章を読みました。ですから読書をするにしても、小説よりは人の意見が表現されているエッセイや雑誌等を優先に読んで参考にしたり、先輩方のエントリーシートを読んで良いアイディアや表現を勉強したり。また、説明会やセミナーでわからないことがあれば後回しにしないですぐにその場で聞いて解決するようにしていました。

6. 最後にみんなに伝えたいことは!!
 周りに興味を持ち、常に考える。そしてメモする!
 「就職活動を1年もやっていると、毎日が考え事で一杯になってきます。どこまで深くその会社のことを考えることができるか、それを自分のモノにして答えることができるかがカギになってきます。いつでもどこでも自問自答を繰り返しました。電車でもコンビニでも、目にしたもの、耳にしたことについて何度もじっくり考えてみる(なんであの広告はあそこについているのか?なぜここはこの広告なのか?高さが違ったらどんな違う効果があったろうか?など)。そしてそこから思いついたことを必ず書き残しておきました。メモを持ち歩くことを習慣にするのは難しかったので、私はまずカバンにメモ帳を入れることから始めてみました。」
 時間の管理で半分は決まる!
 「就活も2月、3月になるとすごく忙しくなってきます。時間の管理をしていないと、いつ何があって、いつまでに何をしなくてはいけないかなんてすぐ忘れてしまいます。これで失敗する人は結構多いんです。締め切りを過ぎてシートを出してみたり・・・。何でもきちんと書いて時間を管理できるようにしておくといいと思います。」
自分だけを信じる!!!!!!!!
「正直、就活中は先輩方から『あそこはダメだった、ここはダメだった』とダメな話ばっかり聞かされて、どこまでも落ち込んでしまってやる気を失ってしまいがちです。そんな時、私はこう考えました。先輩方は自分たちが失敗したことをあえて教訓として言ってくれているのだ、私は同じ失敗はしない!と。だから、くじけそうになっった時は『自分はできる!やれる!やるんだ!』といつも前向きに考えながら1歩1歩進むようにしました。これはとても大きな力になったと思います。」 「よく、もう二度と就活はしたくないという人が多いんですが、私は幸いにも結構楽しんで就活ができたと思います。自分はいろんな人に支えられているんだ、愛されているんだと何回も感じましたし、就活を通じていろんな友達もできました。就活は怖いとか何から始めていいかわからない、という後輩には、まず説明会に行って隣の人に声をかけて情報を交換するだけでも大きな1歩ではないかと思います。説明会に行って話を聞くのも結構楽しいものですよ。勇気を出して行ってみてください。」 

頑張ってください! そして今を楽しんでね!

最後に・・・先生がたにお願い 
「驚いたことに、私のところに相談に来た何十人もの学生さんの悩みで一番多かったのが、
「自分の大学のことがマイナスにならないだろうか・・・」ということでした。自分はそんなことを考えたこともなかったので「・・・なぜ?」と思いましたが、あまりにも多かった相談だったんです・・・。
「そこで生意気ですが、先生方へお願いがあります。良い学生をたくさん育てて社会に送り出して下さい。私のような学生がどんな会社に入るか、社会でどういうふうに活躍してゆくかでその大学の力や評価も変わってくるんじゃないかと思います。私のような学生を育てて下さるのは先生がたですし、先生がたがいらっしゃらなかったら私もここまで来れなかったと思います。私も後輩や大学に恥をかかせない先輩になれるよう、精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!」 (これには泣けました・・・¿)